あっという間に花開いて、開いた途端、雨風に打たれて、……そして、あっという間に散ってしまった今年の桜でした。
もう散ってしまうのか!……散り際の早さに一抹の淋しさを感じながら、桜の下での華やかなときめきの世界が終わると、葉桜の世界に変わって心は落ち着きました。
そして、旅には絶好の好天に恵まれたゴールデンウィーク初日・2日目、そして、今日は3日目、……山や海へ行楽地は大賑わいと報じています。
どこに行くあてもない私は、病気の愛犬・はな子の看護や98歳・母の介護で明け暮れました。
その合間を縫って、すみれ子さん宅のオープンガーデンで河津桜や枝垂れ桜を観賞させていただいたり、……じっとしていられないような夏日が続いた3日間、ショボンとしていた私の心にも“どきどき感”を味あわせてもらったGW入りでした。
GWの初日(4月28日)は、……亡き妻と私の結婚記念日でした。
妻に先立たれて、金婚式には僅かに届きませんでしたが、亡くなる前に約束したことがあったのです。
「私の身体も段々動けなくなってきているので、もう一度早いうちに新婚旅行の日程通りに旅をしようよ!」
既に病状(呼吸不全)が進んでいた妻に頼まれて、私は当時の旅の日程表を紐解きながら、亡き妻との思い出に浸る旅立ちの日をずっと伺っていたのです。
しかし、その旅は実現しないまま、妻は昨年5月末、私より一足先に天空へ旅立って行きました。
私は、亡き妻との最後の約束不履行を悔いながら、今日は遠い昔になった結婚式や新婚旅行の写真などを紐解いてみました。
残しておいた資料の中に、大学恩師・五十嵐先生の祝辞を見つけたり、セピア色に変色した写真を見て思い出を重ねたり、新婚旅行の日程や宿泊した旅館案内も出てきて、……それは、夢の扉を開く青春の誘いでした。
当時は、結婚式を終えると、駅に友だちが見送りに来てくれて、万歳三唱に送られて旅立ったカップルも多かったのです。
私たち夫婦も、長岡駅で友に見送られて夜行の寝台車で旅立った新婚旅行でした。
あれから49年、当時も今年のGWのように、旅行中はずっと快晴に恵まれて、……思い出は走馬灯の如く駆け廻りました。
雪国に住んで、最も心ときめくのは春の訪れと花開くGWです。
毎年この時期に、東京の「鑑賞教育振興会」(通称・おんかん)では、音楽会のチケットを安価に紹介して下さいます。
ずっと以前から、私も会員に名を連ねて、GWを迎えると東京に出掛けて世界で著名な音楽家のコンサートを鑑賞してきました。
美しい本物の響きには心が震え、心を捉えて離さない感動があります。
そんな時、私は「本物」に隠された一夜の公演のための限りない練習に想いを馳せるのです。
妻が旅立ち、母の介護に追われ、愛犬・はな子も病気になって、……ここしばらくは上京できない状況ですが、一人静かに家でDVDを鑑賞しています。
そして、今年も麗しのGWは前半が終わりました。
GW前半!……雪国に住む越後の人たちの心に、どんな感動体験が累積されているのか、明日からのGW半ばの感動体験に想いが巡ります。
posted by 好童 at 18:20| 新潟

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