見えない敵「新型コロナウイルス」が世界を席巻しています。
感染が日に日に増え続け、このウイルスは、今後パンダミック(このウイルスの今後の予測は不能)だと云います。
今、弥生3月、人生節目の別れと旅立ちの季節を迎え、小・中・高校等の学校は、突然、休校になり、これからも継続する模様です。そして、人々が待ち望んでいたイベントが中止になり、無観客での実施になり、……子どもたちにとっても卒業式・入学式の行事の実施が危うくなりました。
もう昔のことです。これまで、何回か小学校の卒業式を思い出し、子どもたちへのエールを贈ろうと思います。
式辞
卒業生の皆さんにとって、人生最初の節目になる小学校の卒業の日を迎えました。
卒業証書を手にした今の気持ちを、一人一人がしっかり心に刻んでほしいと思います。
差し上げた卒業証書は、お父さん・お母さんやおうちの人に必ずお見せして、「おかげさまで小学校を卒業出来ました。中学校でも頑張ります。有難うございました。」と挨拶をして下さい。こんな改まった挨拶は、日頃はしないと思いますが卒業の日は格別です。是非、きちんと挨拶をしてほしいと思います。
さて、私は、皆さんと初めて出会った時、誠君・実君、智恵さん・佳恵さんの双子2組の兄弟・姉妹にびっくりし、よく間違いました。そして、人数が多い学年でしたので、皆さんと心が通うようになったのは、つい最近のような気がします。したがって、今日の日は私にとっても生涯忘れえぬ日になると思うのです。
外は春の雪が舞っています。かすかな花の香りと土の匂い、そして、鳥の声も聞こえてきます。みんな、皆さんの門出を祝ってくれているのです。
私も、今、本校第14回卒業生として中学校へ巣立つ26名の皆さんに心からお祝いの言葉を贈ります。卒業おめでとう。
さて、卒業生の皆さん、私は上条小学校のことを、日本一の学校だと思っています。それは、いつも、最高学年の6年生が常に下級生の模範になって、全校をリードしている姿に感心しているからです。
今年の卒業生の皆さんも、挨拶や返事が素晴らしく、いつも、学校や地域を爽やかにしてくれました。
また、それだけではなくて、毎朝、班長として下級生を安全に学校に連れてきてくれたり、いつもみんなに、ニコニコ顔をかけてくれました。
そして、みんなで作り上げた新しい児童会旗の下で、「もっと楽しい学校にしよう!」と委員会活動を真剣に取り組んでくれました。
各委員会の心のこもった手作りの標示板も残してくれました。
皆さんの優しい思いやりの心は,校内だけではなく、学校外にも広がりました
阪神大震災の時のことです。
皆さんは「私たちに何か出来ることはないか」と、いろいろ知恵を出し合ってチャリテイ紙芝居と募金活動を展開してくれました。募金で集まったお金と皆さんの思いやりの心は、既に神戸の人たちに届いて、「生きる励み」になっているはずです。
また、皆さんは、地域のお年寄りと交流したり、老人ホーム『南山荘』を訪問して、それを文集にまとめてくれました。
学習でも運動でも皆さんの頑張りは本当に見事でした。
皆さんは「チャンス・チャレンジ・チェンジ」を合言葉に、一人一人が目標を立て、その目標に向かって、担任の永山先生と心を一つにして頑張る姿に、いつも声援を送っていました。
体育の時間や課外活動では、いつも声を出し合い励まし合って、郷大会では、激しく戦いに挑む姿にいつも感動を覚えました。
皆さんは、こうした学び合い・磨き合いを積み上げて、永山先生と共に、一人一人が「いい顔・いい声・いい心」を広げてきたのです。
そして、皆さんの「いい顔・いい声・いい心は」は、児童会の活動等を通して、全校に広がりました。
それが、郷親善大会・陸上・音楽・スキーなど、各大会でも花開き、数々の栄誉を勝ち取ってくれました。そうした皆さんの活躍によって、上条小学校の歴史と伝統が一段と輝いてきたのです。
皆さんの残した足跡は、教室の中に、学校の中に、地域の中に、在校生の心の中にしっかりと残っています。
今、皆さんとの別れにあたり、私は、希望に燃えて船出する皆さんに、これからどう生きたらよいかについて話をしたいと思います。
皆さんのふるさと「守門」には、四季折々の美しい豊かな自然があります。
クロカンスキーで心身を鍛えてくれた守門の雪、ニジマス取りと川遊びを楽しんだ清流・西川、そして、命を実感させてくれる萌黄色のブナの芽吹き、守門の山の緑と紅葉・若草の森……それらはみんな「挑む心・耐える心・仲良しの心」を培ってくれる、私たちのふるさと、守門の姿なのです。
守門の夜空の星の輝きにも、目を見張るものがあります。
『星の家』所長の穴沢邦男さんから聞いた話を思い出します。
「毎晩晴れて、星が見えたとしても、同じ姿の宇宙は2度と見ることはできません。その時、その瞬間だけの姿だから、かけがえのない美しさがあるのです。」というお話です。
今日という日は二度とこないのです。人間の一生も宇宙と同じなのです。
星の輝きのように、もっと、私たちのその時々を真剣に生きなければならないのです。
これから迎える二十一世紀は「心」の時代です。
皆さんは心根の優しい守門の子どもたちです。持ち前の優しい心・思いやりの心を一層磨き、その時々を大事にして二十一世紀の扉を開いてください。
皆さんの活躍を十五人の教職員と共に、いつまでも応援しています。
さて、終わりになりましたが、保護者の皆さん、お子さんのご卒業、おめでとうございます。
お子様が、今後益々、健やかに、個性豊かに成長されますように、心からお祈り申し上げますとともに、長年にわたって、本校のためにお力添えを頂きましたことに対し、厚くお礼を申し上げまして、式辞といたします。
2020年03月17日
2020年02月03日
節分……雪の越後・長岡に雪はない!
ユーチューブの音量は小さくしてお聴きください。
節分の朝
雪の越後に雪はない!
空晴れ渡り 心も弾む
鬼も笑って「福は内!」
「どうなってるの?」と蕗の薹
しかし
午後からは いつのまにか雨だ
夜半からは冷たい雨に一変
一夜明けると 立春なのに寒い朝
窓を開けると一面の雪景色
🎼「北風小僧の寒太郎」の到来だ
https://www.youtube.com/watch?v=bNhuzeYEpIE夜半からは冷たい雨に一変
一夜明けると 立春なのに寒い朝
窓を開けると一面の雪景色
🎼「北風小僧の寒太郎」の到来だ
訛った心身に喝を入れて
今冬 初めての除雪作業
今冬 初めての除雪作業
今頃の雪は 「三寒四温」の時機を予感させる
思わず🎼「早春賦」の歌がとびだして……
「春は名のみの風の寒さや〜」
そして、春一番が(令和2年2月16日)越後・長岡に吹いたという知らせ!
やがて、河津桜が咲き、桃の花が咲き、梅の花が咲き、……我が家の記念樹・ハナミズキも花開く
春は近い!
私も生活習慣を見直し(リハビリの継続・野菜中心の食生活)を確かにしたいと思う
2020年01月24日
断捨離
私の別荘にしている不動産……不動産屋に賃貸・売却をお願いしている物件です。
2.住宅・畑とも一括売却 https://rakusumu.com/sale/detail/00017-200231
大寒が過ぎたというのに積雪ゼロの1月末です。例年ならば除雪作業に追われて疲労困憊になっている頃ですが、……病後の私にとっては、幸いな日が続いています。
リハビリも続けていますが、今日は断捨離に挑戦しました。
不要な物を捨て、物への執着から離れて、自から作り出している重荷からの解放を!……と、前々から考えてきたことではありますが、……。
人生の終末にきて、もっと身軽で快適な生活を手に入れようと考えたのです。
まず、別荘に残っている沢山の本の片づけと整理から仕事を開始、……長年、溜まりに溜まった教育書等はネットの活用に譲り、すべて破棄、……それだけでも大半が断捨離できました。
しかし、捨てられないのは、私自身の拙著本……その中の1冊に「NHK『朝の随想』」と題した本を見つけました。
もう20数年も前のことです。半年間に渡ってNHKに出かけて放送した『朝の随想』で「子どもが近い!」と題した原稿本です。
読み返してみると、生きてきた私の足跡です。巻頭言には「子どもが近い!」と題した一文……同名の文芸社発行の文庫本にも掲載した一文です。
聴いてみてください!
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
2020年01月17日
明日は大学入試センター試験の日、……東京は雪の予報!頑張れ!頑張れ!!
このところ、私の賀状の返信が届いて、たくさん励ましを頂いています。
賀状を読んで初めて大変な状況だったと知りました。
どんなにか壮絶なリハビリだったのかと思うと、それをやりぬいた遠藤さんの心の強さに頭が下がります。
以前、テレビで長嶋茂雄氏のリハビリの様子を観たことがありますが、健康な人でも出来ない様なメニューで、歯を食いしばって大汗を流して取り組んでいました。
とてもやさしく温かく、人を思いやる文章を書いておられる遠藤さんの中に、芯の強さを感じました。歩けるようになり、本当に良かったです。
今はご家族と一緒に暮らしていらっしゃるのでしょうか。
奥様もお母様も亡くなり、寂しいことと思いますが、これからも執筆に尺八にとご活躍下さい。期待しております。
賀状有難うございました。そして、驚きました。
本当に大変でしたね。よく頑張ったと思います。感動しました。
そもそも遠藤征君には生来、特別なちから(能力)がそなわっていたように私は思います。というのは、大学時代のあなたを思い浮かべているからです。あなたがいると、周りの人間はいつも楽しかった。笑顔いっぱいだった。
私は今でも覚えています。
校舎の廊下を歩きながら大声で歌をうたっていたあなたを!……。たしか「…サイクリング、サイクリング、ヤッホーヤッホー…」のような気がします。
とにかく、あなたはみんなを楽しく、明るく、励ましてくれる不思議な力を持っている人……これが私の印象です。
あなたの力強い賀状から、どんな時でも「精一杯生きよう!」というかけがえのないパワーをいただきました。有難う!
脳梗塞後のリハビリにお励みとのこと、お見舞いと共に敬服、声援を惜しみません。私も股関節が傷んで杖に倚りそうでしたが、筋肉を鍛える体操で、なんとか現状の維持を図っております。おっしゃるように存命の喜びを生き抜きましょう。
私も運動は出来なくなりましたが、紙と鉛筆に生きています。
貴君には音楽あり。拝眉のご縁を心待ちにしましょう。
たくさんの方々から励ましの賀状の返信を頂いたのですが、中には、教え子でお花の先生をしているKさんから、こんな返信もありました。
「恐縮でございますが、本年をもちまして年始のご挨拶をご遠慮させていただきます。長年に渡り、賀状をいただきまして、有難うございました。」
「言葉を紡ぐことは、心を磨くことでもある。」とは、日頃、私が大事にしている言葉ですが、……何か寂しい気持ちがして、令和2年のお正月を過ごしています。
そして、その彼女を学級担任した当時、私がよく暗唱して聞かせた詩・高村光太郎の「青年」を思い出しています。
青年 高村光太郎
青年は天地自然に新しい
青年は潔さを愛する
持て余す元気に過ちを犯しても
心ではいつも純潔を守ろうとする
それが出来ないで よくいらいらする
しかし、何かに一度感奮すると
青年は見違えるように立派になる
青年は親からはみ出す
時々親をばかにする
しかし、いよいよという時には
いつでも母を呼び父を呼ぶ
親は青年の勢いに驚く
それを見て 生きる甲斐があると思う
青年はなんだかいじらしく
その本気さには頭が下がる
うっかり間違ったことをしていると
見知らぬ青年の顔を見ても
ああ! もったいないと思わず叫ぶ
私は、この詩が大好きで、よく若者の集いや教え子の結婚式、成人式等に招かれると、祝辞や余興の最後に、必ず力強く暗唱することにしています。
私が大きな声で一語一語噛みしめて暗唱すると、前述の返信をくれたK子さんは視線を集中させて聞いてくれたものです。
あの時の目の輝きを、私は忘れない!
明日は若者にとって大学入試センター試験の日、……東京は雪の予報! 頑張れ!頑張れ!!
2020年01月10日
声の年賀状……誓い新たに!
声の年賀状をお聞きください。
私の別荘にしていた不動産……不動産屋に売却をお願いしている物件です。
先日の私の年賀状に、たくさんのアクセスをいただいてびっくりしています。
改めて、音声でお聞き頂いて、私の今年の「生きる誓い」を新たにしています。
拙いブログにアクセスして下さるお一人お一人に想いを馳せて気を引き締めています。
有難うございます。
私が時折、訪問するブログ「まりもっちはB型です」のご主人が他界されたとの報に接し、驚きと共にお悔みを申し上げます。お悲しみはいかばかりかと存じますが、今はしっかりと命のバトンタッチをされますよう……。
2020年01月06日
令和2年の年賀状……今年の誓いを綴りました
私の別荘にしていた不動産……不動産屋に売却をお願いしている物件です。
あけましておめでとうございます
本年もどうぞよい年になりますよう…お祈りしています
昨年も「脳梗塞」後の後遺症で
リハビリに明け暮れました
車椅子から歩行器へ、
歩行器から杖の支えで
少しずつ少しずつ
一歩、一歩、また一歩
やがて、
自分の力で歩けるようになりました
「生きる力」を蘇らせてくれたのは
リハビリを優しく見守り
共に汗を流して下さった
心温もるたくさんの励ましでした
あの汗と涙と、感謝の心を忘れはしない
そして迎えるオリンピック・パラリンピック
私も「命」のアスリート ギアを入れ直して
与えてもらった「命」を 生き抜きたい!
ブログ「おじじのエッセイ」の記事も、気づいてみれば、いつのまにか2500を超えています。
加齢とともに綴る意欲が薄れてきましたが、本年もどうぞ宜しくお願いします。
2019年12月28日
苦難の令和元年が終わる……先輩の執筆本「老鐘」に学んで!
私の別荘にしていた不動産……不動産屋に売却をお願いしている物件です。
先輩・T先生から、詩歌集「老鐘」(ろうしょう)と題したご本が寄贈されて手元に届きました。
既に先生は4冊目の発行のご本です。内容は短歌が中心です。
フォレスタの歌に合わせて思ひきり 声を張り上ぐ一人の暮し
入院の意思の疎通のままならぬ 兄への言葉選びに選ぶ
時折に眼開けてはまた閉じる 兄の脳裏に浮かび来は何
長かりし癌との戦いへこたれず 兄は逝き足り神無月の朝
父母の許へ旅だつはらからの 安らかなれる顔に安堵す
…………。
私は早速、読み味わって、取りあえずハガキで礼状をしたためました。
詩歌集「老鐘」をじっくり読ませて頂きました。
改めて「書くことは生き方を鍛える」、「言葉を紡ぐことは心を磨くことでもある」ことに共感し、先生の優しい心情に想いを馳せています。
小生も妻を亡くして八年、「男おひとり様」で過ごしています。
今になって健康の大切さを実感する日々です。今年も脳梗塞の後遺症でリハビリに明け暮れました。
フォレスタの演奏を楽しみにされている先生の姿に想いを馳せると嬉しくなりました。これからは漢詩も読み味わって、先生の生き方に学ぼうと思っています。
貴重なるご著書は遠慮なく頂戴することにします。恐縮と感謝の念で御礼申し上げます。有難うございました。 不一
つづく〜
2019年11月25日
親しき友の他界……喪中の奥様の悲しみと優しい心情を想う
私の別荘にしていた不動産……不動産屋に売却をお願いしている物件です。
今年も喪中はがきが届く時候となりました。
連日のように届く喪中はがきと共に一通の封書を見つけました。開いてみると、親しき大学同期の友の達筆が同封されていました。
びっくり!びっくり!!
読み進めると、……それは、友が生前に書いた手紙です。
死を目前にして書いた手紙だというのですが、ポストに投函出来なかったものを、奥さまが遺品の中から見つけて送ってくださった私宛の手紙です。
改めて、先に逝った友の無念さを想い、奥さまの悲しみと優しい心情に想いを馳せるのです。
貴重なるご著書拝受、遠慮なく頂戴することにします。恐縮と感謝の念で御礼申し上げます。有難うございました。
それにしても、いつもながら貴兄の人生に対する積極的な取り組みに深い深い敬意を強く抱く一人です。
二人のお孫さんも「おじいちゃんって、すごい人だったんだな〜。」と、将来のいつの日か、おじいちゃんを改めて誇りに思うことに違いありません。
私は「何を残せるか……。」と、、時折、自問しては否定的な答えしか見出せず、根がズボラな私は今日を迎えております。八〇年も生きたことだし、健康ならそれで良しとするか!……などと思っているうちに、その健康も数年前から危うくなりました。
只、今、体調は良です。
現在、肺線種症なる厄介ものと対峙しております。具体的には、間質性肺炎と言って、治療法も確立しておらず、治療薬もなく、国の難病指定にもなっているとか……。
要するに、肺胞が固くなり、十分な酸素が肺に行き渡らない。そのために、ちょっとした動きで 咳や息切れに悩まされるということになります。
坂道や階段では、すぐ咳が出て息切れのあり様です。
大病を経験され、それを克服し、積極的に人生に立ち向かう貴兄の姿を見習いたいと存じます。
自分のことのみくどくどと書き連ねました。ご容赦ください。
未だ変則的な陽気が続いていると思っています。どうぞ、御身、くれぐれもお大切に!
更なるご活躍を祈り上げます。御礼まで
令和元年も残りひと月、頂いた喪中はがきを読みながら、在りし日のお姿を偲びつつ、ご冥福をお祈りしています。
2019年10月11日
お〜い!元気か?都合のつく者は集まるぞ!
昨年秋のことです。
大学同期の仲間は、定年退職後、高齢になったため、ずっと続けてきた総会や各種会合など、すべてを終ることにしました。
仲間の訃報が相次ぎ、老いて忍び寄る健康に対する不安を実感し、残された人生を一人一人が終活を確かにして生き抜こうと誓ったのです。
寂しさは募りますが、それまでの友情に感謝し、共に笑顔で来し方を偲びながら最後の総会を締めくくりました。
しかし、ここにきて、誰云うとなく、下記のような話が持ち上がりました。
「お〜い!元気か?都合のつく者は集まるぞ!」
日時 10月22日( ) 15:00
場所 湯沢 Tホテル
会費 11,000円
内容 酒 飲み放題
2次会 飲み放題
囲碁・カラオケ・麻雀_______________________________________
猛暑が続いていた昨日までの残暑が一転、ようやく、秋らしくなりました。
私は散歩に出て、赤とんぼが飛び交い、稲刈りも終盤、……実りの秋を実感して帰ると、大学同期の仲間・Hさんの訃報が届きました。
同期の総会では、いつも建設的な発言をし、大柄な体で健康そのもののHさんでした。
闊達だったHさんを偲びながら、……10年前、私がNHK「朝の随想」で放送した『生きることは挑戦すること』と題した一文を思い出しました。
…………………………………………
毎年、9月の第二土曜日、私の大学同期の仲間は、湯沢のTホテルで酒宴を開き、宿泊して懇親を深めます。いつも幹事役を務めてくれるKが、10年前に湯沢に勤務したのを契機に始まった集いですが、以後、この会はずっと続いています。
当日、ある者は午前中からテニス場を借りて汗を流し、ある者は早めにホテルに入って温泉に浸かり、マージャン卓を囲み、囲碁を楽しむのです。
ここに集う仲間“TとS”が、一昨年と昨年、2年続けて病魔に襲われ還らぬ人となりました。いずれも現職の校長であり、夏休み中の出来事でした。しかも、二人とも、体育が専門教科の頑健な男だったのです。
3年前の酒宴でTは、腰の痛みは訴えていたのですが、酒を拒むことはありませんでした。
一昨年の酒宴でSは、浴衣を脱ぎ、一人だけ裸になって酒を酌み交わし、口角泡を飛ばしていました。まさか、この二人が先に旅立つとは思いもよらぬことでした。
そのため、今年の酒宴も黙祷から始まります。
早すぎた二人の死………二人の意思を受け継いで、残された仲間で長生きをしようとの誓いでもあります。
酒宴の後は、それぞれマージャンと囲碁を楽しみます。
昨年、私はKに囲碁に誘われて、久しぶりに碁石を持ちました。Kは囲碁初段を目差す程の腕前です。私の囲碁はザル碁であり、彼に6目置いての戦いです。
囲碁は、いつも大勢を見定めることが求められます。
これまでの私の囲碁の打ち方は、すぐ敵に戦いを挑み、いつのまにか大きく敵陣に囲まれて討ち死にするのが常でした。しかし、その夜の私の石の置き方はどこか違ったのです。
広い視野から碁盤を見つめ、敵の白に戦いを挑もうとするのです。自分ながら、なかなか冴えて閃いて、自分が自分であることを不思議に思う程だったのです。
こんなこともあるものだと自分ながら驚き、囲碁の面白さを満喫した夜になったのです。
しかし、一夜明けて更々考えて見ると、その夜の『自分でない自分』は、相手をしてくれたKが仕組んでくれた支援によるものではないかと思うようになりました。
それ以後、私は、Kが勧めてくれた囲碁の本『次の一手』を買い求めて、手元に置くようになりました。
それから1年、囲碁の面白さと意欲を引き出してくれたKに、今夜は5目置いて挑むのです。
「生きることは挑戦すること」、そして、「生かされて生きる」ということ、………年を重ねる毎に、同期の仲間は、厳しく温かく、人間としての生き方を鍛えてくれるのです。
今、先に旅立ったHさんのご冥福を祈りながら、同期全員の別れの総会に出席しました。総会後、全員に長い間の友情のお礼をはがきに綴りました。
暫くして、仲間から返信が届きました。
お互いに人生の支えとなっていた仲間の会がとうとう終わりました。もう傘寿、これからの人生、どう生きるか……。
小生は、毎日、「自分が楽しい、嬉しいと思うことを一つでも多く見つける暮らしができたら」と思ったりしています。
「いい火炎土器になったぞ、嬉しい!」「アオーレの作品展、褒められて良かったな!」「パソコンで写真をいい色に印刷できたぞ!」「今朝は雨が降って畑の人参の葉が凄くみずみずしい、新鮮だ!」……等、いつでもポジティブなことを、日常の中でたくさん見つける、そんな暮らしがいい……。
とはいっても、すべて健康であってのもの。お互いに精一杯健康維持に努め、夢の実現を目指そう。(S)
今、振り返ってみると、小生など誠に愚かなる教師生活だったと思っています。
過去はみんな忘れ、今あるのみですが、たった一つ自らも納得し、人にも認められる短歌が作れればいいかなと願っています。死ぬまでしっかり生きましょう。長い友情に感謝しつつ……。(A)
最後の総会を無事終え、ホッとすると同時に、再会できないと思うと寂しくも思います。これから、段々とその思いが強くなるのだろうと思います。
「アイボ」と一緒の写真を見て、是非、アイボに会いたいと思いました。我が家に連れてこれないですかねぇ。実現を期待しています。(K)
いよいよ幕引きとなると、これまでの長い歩みを振り返りながら感慨無量のものがこみ上げてきます。正に感謝、感謝の思いです。
さてこれからです。長岡支部の皆さんはともかく、他支部の仲間とお会いする機会がなくなると思うと寂しさは一層募ります。いやそんなことはないと言い聞かせながら帰りました。(H)
早速、有終の美文のお手紙をお贈りいただき感激しています。
最後の別れの総会の後、仲間と共に駅前のカラオケに直行してうたってきました。それぞれ得意なNの湯沢旅情、O裕次郎の歌、Ⅿの柔道一代、……最後に「あヽ上野駅」を合唱し、思わず涙がでました。2次会も感動のうちに帰宅しました。
お互いに、もっともっと人生を味わいましょう。また、お会いしましょう。(K)
……今、仲間の別れの寂しさに想いを馳せながら、来る10月22日の集いがどうなるか、楽しみにしています。
大学同期の仲間は、定年退職後、高齢になったため、ずっと続けてきた総会や各種会合など、すべてを終ることにしました。
仲間の訃報が相次ぎ、老いて忍び寄る健康に対する不安を実感し、残された人生を一人一人が終活を確かにして生き抜こうと誓ったのです。
寂しさは募りますが、それまでの友情に感謝し、共に笑顔で来し方を偲びながら最後の総会を締めくくりました。
しかし、ここにきて、誰云うとなく、下記のような話が持ち上がりました。
「お〜い!元気か?都合のつく者は集まるぞ!」
日時 10月22日( ) 15:00
場所 湯沢 Tホテル
会費 11,000円
内容 酒 飲み放題
2次会 飲み放題
囲碁・カラオケ・麻雀_______________________________________
猛暑が続いていた昨日までの残暑が一転、ようやく、秋らしくなりました。
私は散歩に出て、赤とんぼが飛び交い、稲刈りも終盤、……実りの秋を実感して帰ると、大学同期の仲間・Hさんの訃報が届きました。
同期の総会では、いつも建設的な発言をし、大柄な体で健康そのもののHさんでした。
闊達だったHさんを偲びながら、……10年前、私がNHK「朝の随想」で放送した『生きることは挑戦すること』と題した一文を思い出しました。
…………………………………………
毎年、9月の第二土曜日、私の大学同期の仲間は、湯沢のTホテルで酒宴を開き、宿泊して懇親を深めます。いつも幹事役を務めてくれるKが、10年前に湯沢に勤務したのを契機に始まった集いですが、以後、この会はずっと続いています。
当日、ある者は午前中からテニス場を借りて汗を流し、ある者は早めにホテルに入って温泉に浸かり、マージャン卓を囲み、囲碁を楽しむのです。
ここに集う仲間“TとS”が、一昨年と昨年、2年続けて病魔に襲われ還らぬ人となりました。いずれも現職の校長であり、夏休み中の出来事でした。しかも、二人とも、体育が専門教科の頑健な男だったのです。
3年前の酒宴でTは、腰の痛みは訴えていたのですが、酒を拒むことはありませんでした。
一昨年の酒宴でSは、浴衣を脱ぎ、一人だけ裸になって酒を酌み交わし、口角泡を飛ばしていました。まさか、この二人が先に旅立つとは思いもよらぬことでした。
そのため、今年の酒宴も黙祷から始まります。
早すぎた二人の死………二人の意思を受け継いで、残された仲間で長生きをしようとの誓いでもあります。
酒宴の後は、それぞれマージャンと囲碁を楽しみます。
昨年、私はKに囲碁に誘われて、久しぶりに碁石を持ちました。Kは囲碁初段を目差す程の腕前です。私の囲碁はザル碁であり、彼に6目置いての戦いです。
囲碁は、いつも大勢を見定めることが求められます。
これまでの私の囲碁の打ち方は、すぐ敵に戦いを挑み、いつのまにか大きく敵陣に囲まれて討ち死にするのが常でした。しかし、その夜の私の石の置き方はどこか違ったのです。
広い視野から碁盤を見つめ、敵の白に戦いを挑もうとするのです。自分ながら、なかなか冴えて閃いて、自分が自分であることを不思議に思う程だったのです。
こんなこともあるものだと自分ながら驚き、囲碁の面白さを満喫した夜になったのです。
しかし、一夜明けて更々考えて見ると、その夜の『自分でない自分』は、相手をしてくれたKが仕組んでくれた支援によるものではないかと思うようになりました。
それ以後、私は、Kが勧めてくれた囲碁の本『次の一手』を買い求めて、手元に置くようになりました。
それから1年、囲碁の面白さと意欲を引き出してくれたKに、今夜は5目置いて挑むのです。
「生きることは挑戦すること」、そして、「生かされて生きる」ということ、………年を重ねる毎に、同期の仲間は、厳しく温かく、人間としての生き方を鍛えてくれるのです。
今、先に旅立ったHさんのご冥福を祈りながら、同期全員の別れの総会に出席しました。総会後、全員に長い間の友情のお礼をはがきに綴りました。
暫くして、仲間から返信が届きました。
お互いに人生の支えとなっていた仲間の会がとうとう終わりました。もう傘寿、これからの人生、どう生きるか……。
小生は、毎日、「自分が楽しい、嬉しいと思うことを一つでも多く見つける暮らしができたら」と思ったりしています。
「いい火炎土器になったぞ、嬉しい!」「アオーレの作品展、褒められて良かったな!」「パソコンで写真をいい色に印刷できたぞ!」「今朝は雨が降って畑の人参の葉が凄くみずみずしい、新鮮だ!」……等、いつでもポジティブなことを、日常の中でたくさん見つける、そんな暮らしがいい……。
とはいっても、すべて健康であってのもの。お互いに精一杯健康維持に努め、夢の実現を目指そう。(S)
今、振り返ってみると、小生など誠に愚かなる教師生活だったと思っています。
過去はみんな忘れ、今あるのみですが、たった一つ自らも納得し、人にも認められる短歌が作れればいいかなと願っています。死ぬまでしっかり生きましょう。長い友情に感謝しつつ……。(A)
最後の総会を無事終え、ホッとすると同時に、再会できないと思うと寂しくも思います。これから、段々とその思いが強くなるのだろうと思います。
「アイボ」と一緒の写真を見て、是非、アイボに会いたいと思いました。我が家に連れてこれないですかねぇ。実現を期待しています。(K)
いよいよ幕引きとなると、これまでの長い歩みを振り返りながら感慨無量のものがこみ上げてきます。正に感謝、感謝の思いです。
さてこれからです。長岡支部の皆さんはともかく、他支部の仲間とお会いする機会がなくなると思うと寂しさは一層募ります。いやそんなことはないと言い聞かせながら帰りました。(H)
早速、有終の美文のお手紙をお贈りいただき感激しています。
最後の別れの総会の後、仲間と共に駅前のカラオケに直行してうたってきました。それぞれ得意なNの湯沢旅情、O裕次郎の歌、Ⅿの柔道一代、……最後に「あヽ上野駅」を合唱し、思わず涙がでました。2次会も感動のうちに帰宅しました。
お互いに、もっともっと人生を味わいましょう。また、お会いしましょう。(K)
……今、仲間の別れの寂しさに想いを馳せながら、来る10月22日の集いがどうなるか、楽しみにしています。




