2012年05月21日

金環日食に歓声と涙と、……その時々、その瞬間だけの姿だから、かけがえのない美しさがあるのです。

 「2012521日、全国で部分日食を見ることが出来るほか、関東地方など日本の広範囲な地域で金環日食を見ることができます。」

 
……と、かねてから、テレビや新聞で金環日食が見れると報じていた21日の朝になりました。

 
日本中の大勢の人たちが空を見上げ、テレビ桟敷でライブ中継を注視し、パソコンでのライブ配信の動画に目を凝らしている姿に想いを馳せています。

 
http://www.youtube.com/watch?v=MZHpKc6Q6KU

 私はパソコンでのライブ配信に釘付けになりました。

 
そして、天体のかなたに起こる「金環日食」の神秘的な画像に感動し涙が溢れました。

 
なぜ、涙が溢れ出たのか、……それは、神秘的で摩訶不思議な天体ショーに遭遇出来たからです。

 
次回の「金環日食」は、2042年に北海道で見ることが出来ると報じています。

 
これから30年先ということになりますが、恐らく、私はこの目で見ることは出来ないと思います。

 
しかし、宇宙の天体ショーに限りはなく、その神秘な世界は永遠に続くのです。

 
そう考えると、人間の命の儚さに想いが及びます。

 
かって、守門村(現 魚沼市須原)に勤務した時に、同地域(須原スキー場)の山頂に在る『星の家』の所長・Aさんからお聞きした話です。

 
「毎晩晴れて星が見えたとしても、同じ姿の宇宙は2度と見ることは出来ないのです。その時その時、その瞬間だけの姿だから、かけがえのない美しさがあるのです。」

 
その話を脳裏に呼び覚ましながら、……今朝、パソコンで見た「金環日食」のかけがえのない美しさに浸っています。

 
そして、私たち人間も、その時々を真剣に生きなければならないという想いが走馬灯のように巡っています。
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2012年05月20日

長峰カラオケ楽しみ会・春の陣……花園まいさんが歌う『岸壁の母』

 先日来、ロングライフセンターでの“長峰カラオケ楽しみ会・春の陣”に出演する 花園まい(歌手名)さんからメールが届き、そして、メール交換が続きました。

 
このところ、夜になると、20日(日)のステージに向けて“カラオケ”の特訓中です。

 
今夜も、明日のカラオケのステージに向けて、最終の予行練習をして、今、帰宅したところです。

 
何回も予行練習をしたのですが、明日のステージが少し心配なので、今夜は安定剤を飲んで寝ます。

 
花園まい様、……心配性ですねぇ! 大丈夫! 大丈夫!! 手のひらに「心配性!」と書いて呑み込んで本番を迎えてください! 今夜はゆっくり休んでね!

 
先生! 20日(日)の11時〜12時の間、予定ありますか?
 
ロングライフセンターで“踊りとカラオケのステージ”があり、私も出演します。
 
もし、都合がついたら応援に来てもらえますか?
 
恥かしいけれど、先生が応援してくださると、勇気が出ると思います。

 
『20日(日)11時〜  ロングライフセンター』と、手帳に記しました。明日のステージを楽しみにしています。頑張って下さい!

 
えっ!嬉しい!!  ずっと悩んでいたのですが、思い切って頼んでよかった〜! 有難うございます。

 
明日は、先生が応援に来て下さるというので安心です。出番は3番目です。

 
そして迎えたステージ当日(今日)、花園まいさんが歌う曲は「岸壁の母」、素敵な着物姿で情景たっぷりに歌い上げる「いい顔・いい声・いい心」に、私は圧倒されてしまいました。

 
堂々と手振り身振りも交えて、曲の途中のセリフも自信たっぷりに表現する花園まいさんの姿に、私の心には“驚きと感動”が満ち溢れて、私は拍手も忘れて聴き入りました。

 
三重丸の「岸壁の母」、……少しも心配性など全く感じさせぬ彼女のステージ姿に、会場からはやんやの喝采が沸き起こりました。

 
会場のロングライフセンター大広間は窓が開け放たれて、窓から射し込む5月の柔らかい光りとそよ風が心地よく、ステージで熱唱する「長峰カラオケ楽しみ会」の皆さんの歌声にエールを送っていました。

 
外に目をやると、長岡の旧市内が一望できて、ロングライフセンターを囲む新緑が、そよ風を受けて若芽が揺れていました。

 
昨日と今日と2日続きの快晴で、新緑が眩しく温もる春を実感し、“カラオケ・春の陣”に誘ってくれた花園まいさんに感謝しています。

 
心を優しく鍛えてくれる春たけなわ、ほんとうに“いい季節”になりました。

 
帰宅すると、五月の爽やかなそよ風に乗って、運動会の進行放送や応援合戦等の音が聞こえています。
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2012年05月17日

なんて美しいんだ!……五泉市・ぼたん園を訪ねて

s-5.jpg 
 「時には、息抜きしませんか!」の優しい言葉に誘われて、大輪の花5000株(120品種)が優雅に咲き誇る「ぼたん百種展示場(五泉市)」を訪ねました。

 
 

s-18.jpg 
 広さが6400uという円形の花壇には、色とりどりの大輪のぼたんがその美しさを競い合っていました。……その情景に、思わず、私は「なんて美しいんだ!」と叫んでしまいました。 


s-21.jpg 色鮮やかで、きらびやかで、それでいて清楚で、……2時間ばかり、私は大輪のぼたんの花に囲まれて、心が優しくなったような気がします。


s-22.jpg
 
 休日には大勢の人たちが訪れるというぼたん園ですが、……幸い、私が訪れた日は平日で、ゆっくりと観賞することができました。



s-23.jpg しかも、ちょうど見頃とあって、香りを1品種ずつ楽しんでいるうちに、時の立つのも忘れてしまいました。



s-24.jpg 一つ一つの花には、「富士の峰」とか、「越の舞姫」とか、「太陽」とか、「天女の舞」など、それぞれ趣のある美しい名前がつけられていて、花と名前を確かめながら観賞しました。



s-27.jpg
 
 咲き誇る花と付けられた名前が見事に結びついて、私は『なるほど!』と頷きながら、競い合うぼたん花にエールを送りました。



s-花に囲まれる美女.jpg
 
 花に囲まれて幸せそうな美女が一人、……こっそりと1枚、被写体になっていただきました。

 『ぼたん花 向き合う美女の 心優しき』


ハナミズキ.JPG 私もゆっくりと色とりどりの大輪と向き合って、心の襞にそよ風を受けたような気がします。

 そして、優しさを鍛えた2時間余、大輪ぼたんに見送られて「ぼたん園」を後にしました。

 帰途、新津の道の駅「花夢里」(かむり)に立ち寄りました。

  「花夢里」(花いっぱい夢いっぱいの里にいつ)は、鉢花・花木を中心に、花壇苗・観葉植物・洋ラン・果樹苗木・庭木・盆栽など季節の花が所狭しと並んでいました。
 その数は、常時2000種類、4万鉢だと云います。

 日頃、花などの趣味も薄く、花にはあまり関心のない私ですが、……驚きと発見と、幸せいっぱいのひとときとなりました。

 そして、記念に「ハナミズキ」の苗を買って帰りました。

 長岡への帰宅は、既に21時を回っていました。

 翌日、早朝から、買ってきた苗を「遠藤パソコン教室」の前に植樹しました。

 苗を買う時に、優しそうなおばさんから、「来年はピンク色の花をつけますよ!」という言葉をいただいて、心ときめかせています。

 そして、『天に星 地に花 人に愛』……これから迎える新緑が眩しい季節、毎日、植樹した「ハナミズキ」を観ながら、優しさをもっともっと鍛えようと想っています。
posted by 好童 at 17:29| 新潟 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月14日

「母の日」の夕飯……古米がおいしかった!感動でした!!

 一昨年の秋に、新米で購入した魚沼産コシヒカリですが、……その後、家の改修に伴って、米の保管場所を替えていたことをすっかり忘れていました。

 
そして、新米だった魚沼コシヒカリは、既に古米になっていました。

 
出て来た魚沼コシヒカリを前に、母親は「もったいないから、食べなければ、……。」ということで、「母の日」だというのに古米を食べることになりました。

 
古米を新米のように食べる!……思いついたのは、いつだったか購入した「ゼロ活力鍋」の活用です。

 
早速、説明書(シュシュッとゼロ分!「お料理ブック」)で調べてみました。

 
そして、見つけました。「白米 〜おいしい炊き方〜」、……私は説明書を見ながら下ごしらえをして、ガスを点火しました。

 
始めは強火で、そして弱火(1分間)で、最後は余熱処理で、……
しばらく待って、蓋を開けてみました。

 
おおっ〜! 見事にふっくらご飯が美味しそうに湯気を上げています。

 
初めて挑んだ炊飯・白米、……食べてみると、もっちり感があり、甘みがあり、焦げることもなく、見事な出来上がりでした。

 
そして、母と私の二人だけの夕飯が始まりました。

 
98歳の母が、出来たてのご飯をしっかり噛みしめながら味わっています。

 
「おいしいね〜!」

 
私もじっくりと噛みしめていると、口の中に新米に負けない美味しさが漂います。

 
「よかった!」……あらためて、ゼロ活力鍋の素晴らしさを実感して、「母の日」の夕食を終えることが出来たのですが、……。

 我が家には家庭用精米機もあるにはあるのです。

 
それを使って、時折、古米を「白米リフレッシュ」にメモリを合わせて精米して焚いてみても、あまり美味しさは変わらないのです。

 
しかし、昨夜のような「ゼロ活力鍋」で焚いた古米は、見事に変わって、新米よりも美味しいご飯が出来上がることが分かりました。

 
とても嬉しくなって、……明日からは鯛めしや、ジャコご飯や、豆ご飯などに挑戦しようと意欲が湧いてきました。

 
“やれば出来る「男の料理教室」”……亡き妻が残していった前掛けを着て、気持ちを新たに食への挑戦が始まります。

posted by 好童 at 21:40| 新潟 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月12日

愛と情熱と英知と!……「祝 ご栄進!」Nさんの生き方

 新年度を迎えてひと月半が経過します。

 毎年、
この間に届く“転勤挨拶状”ですが、……年を経るごとに、その枚数が次第に少なくなっています。

 
今年も手元に届いた葉書きを拝見しながら、まだ教職にあった時のことを懐かしく思い出しています。

 
縁あって、K小学校で3年間、一緒に勤務したN教諭からの転勤挨拶状です。

 
その挨拶状には、次のような添え書きがありました。

 
教頭として超ハードな日々です。単身赴任で新しい生活の中で頑張っています。
 
学校の裏山は、カタクリ・キクザキイチゲなどの春の花々でいっぱいになり、癒してくれます。

 
今年度、教頭に栄進して、気持ちを新たに職務に精励しているN教諭の仕事ぶりに想いを寄せながら、早速、「祝  ご栄進」の返信葉書きを送りました。

 
N教諭と一緒に仕事をした当時の「校長室だより」(平成8年度 NO.355号)には、『愛・情熱・英知』と題して、N教諭のことを下記のように記していました。


 

 校長室から歩数にして10歩、……教務室へ入って、「おや、自分は何を取りに来たのだろうか?」などと考えてしまうことがあります。

 
「脳みそに  分けてあげたい  顔の皺」という川柳を思い浮かべながら、教務室で仕事をしている卒業担任・N教諭の姿をじっと見つめてしまいました。

 
その若さと行動力を羨ましく思いながら、彼の生き方に共感し続けた3年間でした。

 
“愛と情熱と英知”……若いN教諭から学んだことです。

 
それは、プロの教師に求められている資質だと思うのです。

 
愛(温かさ)

 ・短所は愛がなくても見えるが、長所は愛がなくては見えにくい。
 
クラスのどの子についても、その子の良さを即座に3つ以上あげることが出来る。
・愛があるから、反面厳しさを持つ。人間としての基本的な生き方に反した時の叱り方など、子どもが震える程激しく叱る。
 しかし、クールな頭に熱きハート、子供とのラポートは崩れない。思いやりと甘やかしの混同がないから……。

 
情熱(やる気)

 ・とにかく、心身共にタフだ!
 
「忙しいから……。」とか、「……がないから出来ない!」という言い分けや、「今の仕事が難儀いとか、出来ない!」などと口にすることはない。
・理想や期待水準を下げない。自ら納得するまで、まるで、その仕事を楽しんでいるかのように追求する。

 
英知(知恵)

 ・秘めたる自信と、それを支えている厚みのある実績を持つ。
 
自信と謙虚さが同居している。
・自分に敏感すぎる部分と鈍感過ぎる部分(盲点)とがあることに気付いているので、広く他人の話に率直に耳を傾ける。
 
 

 
 今夜も、子どもはもとより職員と地域にも目を向けて、厳しく温かく精力的に仕事を推し進めているN教諭に大きなエールを送っています。

posted by 好童 at 02:40| 新潟 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月10日

山本五十六が好んで食した「水まんじゅう」……「おお!まいう〜」

 今年の3月3日のブログです。  

http://networkq.seesaa.net/article/255255553.html

 ひな祭りの雪が一段落した日の午後のことです。

 一人の若者が「聯合艦隊司令長官山本五十六」の映画を見た後、我が家の前の『長興寺』に眠る五十六のお墓を訪ねてやってきました。

 
浦和に住む真摯な若者でした。

 
たまたま、お寺の前で除雪作業をしていた私は、若者に声をかけてみました。

 
そして、しばし、話弾んだひとときを過ごしました。

 
話の中で、若者が、私に問うた一つの疑問が、今でも脳裏に焼き付いています。

 
それは、「映画の中で『水饅頭』を食べるシーンがありますが、長岡名物の『水まんじゅう』は今でもあるのですか?あれば土産に買っていきたいのです。……。」と。

 
若者の問いに、私の脳裏には、聯合艦隊・戦艦『長門』での、五十六と参謀役の食事シーンが蘇ってきました。

 
そこに登場する『水饅頭』、……それは、私も大好きな「川西屋」の塩あずきの酒饅頭だったのです。

 
しかし、『塩あずきの酒饅頭』が、どうして『水饅頭』と云われるのか? ……私も分からぬままに、説明も出来ないままに、若者と別れてしまったのです。

 
その後、ずっと疑問を持ち続けてきた『塩あずきの酒饅頭』と『水饅頭』との関係、……今日はぶらりと川西屋へ出掛けて、その答えを聞いてきました。

 
丸いお顔、それは饅頭に似て、いかにも優しそうな店員さんが、……しかも、にこにこ笑顔でレシビを描いて教えてくれました。
  五十六 水饅頭.jpg
 
私は帰宅して、早速、買い占めた『塩あずきの酒饅頭』を、レシビを見ながら『水饅頭』にして食してみました。

 
「お〜、旨〜い!」……それは、私が期待した以上に美味しいものでした。

 
明日は、98歳の母が1週間のショートスティから帰宅します。

 
母へ、そして、家族にも、『水饅頭』を食してもらおう! ……食して膨らむ『いい顔・いい声・いい心』、楽しみな明日の午後のおやつです。

 
皆さんも、どうぞ、食してごらんあれ!

posted by 好童 at 10:38| 新潟 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月08日

食欲満点の98歳……母が1週間のショートスティから帰ります。

 母がGWの4日から、1週間のショートスティに出掛けています。

 
出発の前夜(3日)のことです。

 
夕飯もしっかり食べて、早めのベットインをしたのですが、……21時近く、食卓の部屋から「とうちゃん! とうちゃん!!」と助けを呼ぶ母の声が聞こえてきました。

 
母の食欲は旺盛で、いつも朝・昼・夕の3食は完食、その合間の間食も日課になっているのです。

 
母は、近所のKさんが差し入れてくださるおにぎりや塩煎餅をもったまま眠っている時がよくあります。……幼い赤ちゃんのように!

 
その夜も間食・夜食のために、歩行器で食卓に来て、既に食べ終わって部屋へ戻ろうとした時に尻餅をついたらしいのです。

 
私は、母の呼び声に「何事ならん!」と急いで行ってみると、母はヘタヘタと床にしゃがみ込んでいました。

 
そして、食卓の足や歩行器につかまって、必死に起き上がろうと試技を繰り返しています。

 
しかし、98歳、身体を興そうとする腕や上半身の力がなく、下半身にも力が入らないので、何回挑んでも起き上がれません。

 
これまで、何回か目にした母の挑戦する姿でした。

 
私が力を貸してやれば、すぐに立てるのですが、今夜は、しばし黙って見守ることにしました。

 
すると、母は「這っていこうかな?」とつぶやくのです。

 
「それがいい!でも、這うことが出来るかい?」

 
……案の定、母は腰が動かない(力が入らない!)ので、這うことも難しい様子です。

 
やむなく、今回もまた、母を後ろから抱き抱えて歩行器におさめることにしました。

 
最近、カサが日ごとに小さくなっている母ですが、体重をすべて私に預けるので、それは大変重く感じます。

 
思わず、「そ〜れ!」、「どっこいしょ!」、「いいかね!よ〜し!」などと、掛け声が出てしまいます。

 
そして、母はようやくベットについて一安心、……早速、おやつを口にして眠りに入りました。

 
ショースティの施設からの連絡帳には、いつも、「食欲は満点で、いつも完食です!夜中にもおやつを食べておられます!」という一文が書き連ねてあります。

 
私が、母に「よく食べるな〜!」と云うと、母の憎たらしい言葉が返ってきます。

 
「わたしに、食べるなってことか?」

 
私は呆れているのですが、……訪問医師も訪問看護師も、ヘルパーの皆さんも、「食欲は生きる基本です。よく食べて長生きしてください!」と、笑顔で応えてくださいます。

 
11日、ショートスティから帰宅予定の98歳・母の姿です。

 
また、母の食事つくりで、頭を悩まします。
posted by 好童 at 14:44| 新潟 曇り| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月07日

“トッテツ”駅長さんの他界……「いい顔・いい声・いい心」

 昨日はGW最終日、……ご近所のOさん(83歳)の通夜式に参列しました。

 
かって、私がまだ高校生の頃、Oさんは栃尾鉄道(通称・トッテツ)の電車の車掌として、その後は、駅長として日々勤務されておられました。

 
トッテツの終点駅「悠久山駅(お山)」は、春は桜・夏はプール・秋は紅葉・冬はスキーなど、四季折々の市民の憩いの場になっていたので、トッテツの利用者は大変多かったのです。

 
更に乗客が多かったのは、朝夕の通勤通学時の電車でした。

 
とりわけ、その時間帯の電車はいつも満員で、電車から身を乗り出しているお客も多く、車掌も大変な気遣いで乗務されていたのです。

 
私も毎日利用させてもらいました。

 
時折、車掌当時のOさんが乗務された時に乗り合わせることがあり、車内でのOさんの「次は○○」というにこやかな駅案内は、今でも耳に残っています。

 
私が乗車したのは「中越高校前」から「大学前」の駅間でした。

 
両駅は無人駅でしたので、溢れるばかりのお客の時は、よく客に紛れ込んで無銭乗車をしたこともありました。

 
栃尾・見附方面から乗車してくる仲間、そして、中越高校前から乗車する私の仲間は15人程いたのですが、電車を降りると、無銭乗車をよく自慢し合ったものです。

 
いけない学生です。

 
今ならこっぴどく注意を受けるところですが、当時は、車掌さんは一人でしたので、手が回らなかったのです。

 
Oさんの通夜式に参列して、とうに時効になった無銭乗車ですが、あらためて、お許しを請いながら、両手を合わせました。

 
しかし、その後、“トッテツ電車”は廃線になりました。

 
お世話になった電車でしたので、最後の電車が走った時は、O駅長の「下長岡駅」に出向き、大勢の人たちと共に、「ありがとう!トッテツ!」と叫んだ思い出があります。

 
通夜式では、実直に生きてこられた故人のエピソードを聞かせていただきました。

 
普段は寡黙な人でしたが、お酒が入ると饒舌になり、場を盛り上げようと周りを笑わせたり、和ませたり、いつも座が楽しくなるように心がけていた故人でした。
 
真面目ながらも気さくで、周囲へのさりげない気配りを忘れない優しい人でした。
 
ほろ酔いでマイクを握れば、大好きなカラオケで気持ち良さそうに歌の世界へと入り込んでいた様子は記憶に鮮やかです。

 
「いい顔・いい声・いい心」……私は、にこやかなOさんの遺影を見ながら、歌が飛び出してきそうな生前の姿に、しばし、想いを馳せていました。

 
聞けば、6年間の入院・闘病生活だったそうです。

 
通夜式・葬儀式から帰宅して、ご遺族の方々の悲しみはいかばかりかとお察ししています。

 
心から、Oさんのご冥福をお祈りしています。
posted by 好童 at 12:42| 新潟 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月05日

感動体験は“生きる力”……八丈島は今日も晴れ、青い海と八丈島富士と釣り体験と

 GW後半を迎えて、いつも懇意にしていただいているKさん一家は、八丈島へキャンプに出掛けました。

 
Kさんと若夫婦、そして、孫・二人の男の子(小学生)を連れての旅、メーンはテントを張って釣りをして、キャンプ体験をするのが目的でした。

 「行ってきまあす!」……旅立ちに届けてくれたKさんのメールには、ご一家の心の高まりが伝わってきます。

 
3日・夜遅く長岡を旅立ったKさん一家は、4日・朝9時には目指す八丈島へ到着して、2泊3日の旅は始まりました。

 
その後も、Kさんからはメールが届き、感動体験を積み上げているご家族の皆さんのトキメキに、私はエールを送り続けました。

 
八丈島は快晴、風が強くて大変でしたが、ようやくテントを張り終えました。

 
テントを張り終えると、岸壁に出て釣りを始めました。

 
早速、マアジが6匹釣れて、キャアキャア云いながら釣り糸を垂れています。

 
先生に、新鮮な魚を刺身にして届けて上げたい!

 
その後もマアジが9匹も釣れて、刺身にしたり焼いたりして、みんなで賑やかに食べました。

 
キャンプ場から見える蒼い海と“八丈島富士”が絶景で心が洗われます。

 
今夜はテントの中で、綺麗な星を眺めながら眠ります。

 
八丈島は晴天です。魚三昧の遅いお昼を食べて、綺麗な海岸沿いをドライブしています。

 夕食は、日帰り温泉で済ませる予定です。海がとっても綺麗ですよ!
 

 ……Kさんから届くメールを拝見しながら、とりわけ、同行しているお孫さん二人の心の内に想いは及びました。

 
きっと、言葉では言い尽くせない感動でいっぱいになっているのではないかと、……。

 
感動体験は“生きる力”を育むものです。

 
それは、「自立の心を培い、感性を豊かにし、挑戦力を高める」ものです。

 
もう昔のことになりますが、かって、私が教職にあった時のことです。

 
感動体験を積み上げて、逞しく成長し続けた小学校3年生の咲さんのことが蘇ります。 

 GWが終わった翌日の休み時間、咲さんが、「お邪魔します!」と、一人で校長室にやってきました。

 
そして、「校長先生、お父さんと北アルプスに登ったよ!私とお父さんと二人だけで登ったんだよ。」と、目を輝かせて話をするのです。

 
しばし、私は咲さんの話に聞き入りました。

 
父親と二人で登った北アルプス、咲さんにとっては、とても辛く苦しい登山だったけれど、大変爽やかな汗をかいたようなのです。

 
咲さんは、その感動を私に話したかったのです。

 
静かに、はっきりとした口調で話す咲さんの表情を見ながら、私の脳裏には、父親の後ろについて、黙々と山を歩いた咲さんの姿が彷彿としてきたのです。

 
「写真をいっぱい撮ってもらったので、出来たら持ってくるね!」と、話し終えると、咲さんは「お邪魔しました!」と、きちんと挨拶して退室して行きました。

 
短い時間でしたが、目の輝き、いきいきした話振りに、咲さんの“心の高まり”を実感したのです。

 実を言いますと、咲さんが、校長室に一人で訪ねて来たのは初めてのことでした。

 
普段の咲さんは気持ちが繊細で、どちらかというと、静かでおとなしい子どもだったのです。

 
その咲さんの心に、一人で校長室のドアをノックするエネルギーを湧き起こさせたものは何か?……私は、咲さんの心の内をあれやこれや考えたものです。

 
そして、数日後、咲さんの父親に、その話をしてみました。

 
すると、「当日は、北アルプスはガスがかかって最悪のコンディションでした。

 その中を、咲と一緒に85%縦走しました。咲はほんとによく頑張りました!」という答えが返ってきました。

 
なるほど!! ……咲さんの心の内は、言葉では言い尽くせない感動で埋めつくされていたのです。

 
その感動が、校長室のドアを叩かせたのだと、私は納得したのです。

 
光る汗には感動が伴うものです。

 
今、八丈島でキャンプ体験をしているKさん家族、とりわけ、二人のお孫さんも咲さんと同じ感慨に浸っているのではないかと想いは巡ります。

 
そして、八丈島は今日も晴れ、もう一泊するキャンプ体験にエールを送っています。

 
越後長岡は、昨夜半からの強い風雨も止んで、青空も見え隠れする「子どもの日」です。

 
子どもの数が減少し続ける現状の中で、……感動体験を累積して、逞しい日本の礎になる子どもの育成に力を注ぎたいものです。

 
「子どもの日」……越後・長岡に伝わる「米百俵」の精神に想いが及びます。
posted by 好童 at 13:27| 新潟 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月01日

感動は人を動かす!……夢の扉を開くGW前半を終えて

あっという間に花開いて、開いた途端、雨風に打たれて、……そして、あっという間に散ってしまった今年の桜でした。

 
もう散ってしまうのか!……散り際の早さに一抹の淋しさを感じながら、桜の下での華やかなときめきの世界が終わると、葉桜の世界に変わって心は落ち着きました。

 
そして、旅には絶好の好天に恵まれたゴールデンウィーク初日・2日目、そして、今日は3日目、……山や海へ行楽地は大賑わいと報じています。

 
どこに行くあてもない私は、病気の愛犬・はな子の看護や98歳・母の介護で明け暮れました。

 
その合間を縫って、すみれ子さん宅のオープンガーデンで河津桜や枝垂れ桜を観賞させていただいたり、……じっとしていられないような夏日が続いた3日間、ショボンとしていた私の心にも“どきどき感”を味あわせてもらったGW入りでした。

 
GWの初日(4月28日)は、……亡き妻と私の結婚記念日でした。

 
妻に先立たれて、金婚式には僅かに届きませんでしたが、亡くなる前に約束したことがあったのです。

 
「私の身体も段々動けなくなってきているので、もう一度早いうちに新婚旅行の日程通りに旅をしようよ!」

 
既に病状(呼吸不全)が進んでいた妻に頼まれて、私は当時の旅の日程表を紐解きながら、亡き妻との思い出に浸る旅立ちの日をずっと伺っていたのです。

 
しかし、その旅は実現しないまま、妻は昨年5月末、私より一足先に天空へ旅立って行きました。

 
私は、亡き妻との最後の約束不履行を悔いながら、今日は遠い昔になった結婚式や新婚旅行の写真などを紐解いてみました。

 
残しておいた資料の中に、大学恩師・五十嵐先生の祝辞を見つけたり、セピア色に変色した写真を見て思い出を重ねたり、新婚旅行の日程や宿泊した旅館案内も出てきて、……それは、夢の扉を開く青春の誘いでした。

 
当時は、結婚式を終えると、駅に友だちが見送りに来てくれて、万歳三唱に送られて旅立ったカップルも多かったのです。

 
私たち夫婦も、長岡駅で友に見送られて夜行の寝台車で旅立った新婚旅行でした。

 あれから49年、当時も今年のGWのように、旅行中はずっと快晴に恵まれて、……思い出は走馬灯の如く駆け廻りました。

 
雪国に住んで、最も心ときめくのは春の訪れと花開くGWです。

 毎年この時期に、東京の「鑑賞教育振興会」(通称・おんかん)では、音楽会のチケットを安価に紹介して下さいます。

 
ずっと以前から、私も会員に名を連ねて、GWを迎えると東京に出掛けて世界で著名な音楽家のコンサートを鑑賞してきました。

 
美しい本物の響きには心が震え、心を捉えて離さない感動があります。

 
そんな時、私は「本物」に隠された一夜の公演のための限りない練習に想いを馳せるのです。

 
妻が旅立ち、母の介護に追われ、愛犬・はな子も病気になって、……ここしばらくは上京できない状況ですが、一人静かに家でDVDを鑑賞しています。

 
そして、今年も麗しのGWは前半が終わりました。

 
GW前半!……雪国に住む越後の人たちの心に、どんな感動体験が累積されているのか、明日からのGW半ばの感動体験に想いが巡ります。

posted by 好童 at 18:20| 新潟 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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